※この内容の要点バージョンは↓にまとめてあります。
→ストレッチの大切さ(初級編)要点バージョン←
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テーマ2「ストレッチの大切さ」
■ 基本 ~ストレッチってなに?~ ■
まずはストレッチについての基礎知識です。
ストレッチという言葉は野球特有の言葉ではありませんので、みなさんも聞いた事があるでしょう。
筋肉や関節を伸ばす柔軟体操のこと。ストレッチング。
(広辞苑より)
スポーツや医療の分野において、体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことをいう。 筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げるほか、いろいろなメリットをもたらす。
(Wikipediaより引用)
意味はこのようになっています。
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるということが一番重要です。
野球では主にアップとダウンの時に用いられるもので、足のストレッチから腰や体幹のストレッチ、腕や肩のストレッチなど様々な方法があります。
ここでは詳しい方法の説明は省きますが、興味のある人は↓
http://www.kenkodiet.jp/ex_stretch.html
http://diet.netabon.com/exercise/stretchhow/
などのサイトか↓
などをご覧ください。
■ 初級編 ~ストレッチのメリットを考えよう~ ■
1)アップで取り入れる
野球をする時、いきなりはボール投げたり走ったりしませんよね。
きっとアップをしていると思います。
ランニングをして、体操して、キャッチボールですか?
まってください。そのキャッチボールの前に柔軟体操(ストレッチ)を入れてください。
なぜ必要かというと、普段ボールを投げる動きというのはしていないはずです(草野球の場合)。
毎日野球をしている人でも、24時間投げる体制でいるという人は私はまだ見たことがありません。
となると筋肉が少し固まっている可能性もあります。
いきなり動かすと、肉離れなどのけがにもつながりかねません。
また、野球肩や野球肘などにもなりやすくなるといわれています。
まずは、股関節や肘・肩、そして足のストレッチを必ず取り入れてください。
そこからがスタートです。
2)ダウンに取り入れる
これまた意識して欲しいです。
アップはするけどダウンはしないって人多いんではないでしょうか?
意外に草野球なんかの人は自分の体をいたわってダウンしていたりする人も見ますが、
中学生や高校生なんかがダウンしていないなんて光景も見ます。
キャッチボールもいいでしょう。
肩やひじをほぐすようにダウンを行ってください。
体操もいいでしょう。
屈伸・アキレス腱・手首足首・回転などなど。
そしてストレッチも必ず取り入れてください。
アップと同じでも構いません。
このダウンをするかしないかで、回復力にも影響しますし、後々疲労の蓄積、怪我の原因にもなりかねません。
意識してダウンをするようにしてください。
3)可動範囲を広げる
アップはこれから運動するんだよと筋肉に伝えよりよいパフォーマンス出すため。
ダウンは疲労を貯めない、怪我予防をするため。
そしてもう一つ、ストレッチをするうえで重要なことがあります。
それは可動域を広げる、筋肉を柔らかくするという事です。
のちのち説明はしていきますが、股関節は野球にとってとても大切なところです。
野球は下半身と言われているように、股関節の良しあしがそのまま能力の差にもつながっているのです。
スムーズに動かせればそれだけ高いパフォーマンスを出すことができます。
他にも、投球動作において肩が柔らかい方が有利ですし、足首が動くと怪我をしにくくなったりします。
どう考えても、ストレッチは重要な練習項目なのです。
あただのアップやダウン程度にはとらえないで、練習の一環だと思って毎日、毎回続けてください。
ストレッチというのも一日や一週間では成果が見えにくいものですが、続けていれば必ずあなたの野球パフォーマンスは上昇します。
さて、明日は土曜日。
野球をする人も多いのではないでしょうか?ぜひストレッチも頭に入れて練習や試合に取り組んでください。
初級編終わりです。中級編上級編もご覧ください。
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▼中級編→練習効率を上げる・柔軟性とは?・体をいたわる
▼上級編→股関節について・トレーニングの一環として・体幹
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