2011年10月4日火曜日

ストレッチの大切さ(中級編)

今日のテーマは前回に続いて「ストレッチの大切さ」についてです。

中級編として、ストレッチはきちんとやってるつもりだし大切さもなんとなくわかるという人に、どうしてストレッチをこれほど重視するのかをお伝えしたいと思います。
※初級編から(最初から)ご覧になりたい方は↓
→ストレッチの大切さ(初級編)←をご覧ください。
http://baseballko-za.blogspot.com/2011/09/blog-post_30.html



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それでは中級編のスタートです。


■ 中級編 ~ストレッチは大切な練習メニュー~ ■

1)練習効率を上げよう

結論から言うとストレッチ、特に柔軟性を意識しはじめると練習効果があがります。
それは同じ動作をしていても柔軟性のある筋肉と無い筋肉では全くと言ってもよいほどパフォーマンスに違いが出てきてしまうからです。

ん?意味がわからないと思われた方もいるかもしれませんので具体的に説明しましょう。

例えば、あなたがピッチャーになったと想像してください。
投げる基本は、「並進運動」と「回転運動」を最大に発揮し、下半身と上半身を連動させることです。

そのうちの並進運動に注目してみましょう。
よく、膝に土がつくピッチャーは良いピッチャーであるといいういわれ方をされるあの、キャッチャーに向かっていく動作。

足をあげて、軸足を主体に踏み込み足を前に出しますよね。
あれって、股関節が堅い人って大きく踏み出せないばかりか、堅いために下半身の力を止めてしまって上半身で投げてしまうという、いわゆる手投げ状態になってしまいます。

しかし、股関節が柔らかいとより前へ進むことができます。
膝に土がつくのが良いのか悪いのかという議論はおいておいて、土がつくほどに股を開くことができるというのはピッチャーとして理想的であります。

他にも、股関節がやわらかいと軸足の膝が折れずに耐えられたり…
あげればきりがないですがとても効果的なのです。


力をつけるということも大切なことですが、それと同時に柔軟性をあげるということも忘れずに行ってください。
筋肉が一番よい状態に保つことがパフォーマンスをあげる最大のポイントなのです。

筋肉をつけるというのは皆さんよくわかっていることだと思うので、それにプラスして筋肉の柔軟性をあげる。

このこともわすれずに練習に取り入れてください。
チームとしてそういった練習がなければ、自分なりにできることをしましょう。
休憩中にストレッチをする。アップのときのストレッチは特に意識する。ダウンにはストレッチを必ずいれるなどです。



2)柔軟性とは?


では、上記でも少し出てきた柔軟性という言葉について考えてみましょう。

柔軟性とは「骨格筋と腱が伸びる能力」をさします。また静的柔軟性は「ある関節または関節群の運動可能範囲」、動的柔軟性は「関節可動域における動きやすさ」ということが出来ます。
(http://www3.plala.or.jp/nyarome/tre/stretch/st2.htmより)


上記のようなものを柔軟性と言います。


 「野球のけがは、打撲など急性的なものを除けば、柔軟性に原因があることが少なくない。『防げるけがは防いで、最高のパフォーマンスを出す』ためにも、柔軟性は大切です」
(http://www2.asahi.com/koshien/89/gunma/news/special/TKY200707010062.htmlより)


可動域を広くすること。一言でいうとこれにつきるかもしれません。

なんだ。それよりは球を速く投げたり、ホームランを打てたり、盗塁できた方がいいじゃん。
と思うかもしれませんね。

実はこの「球を速く投げる」「バットスィングスピードを上げる」「足を速くする」というのは、筋肉を鍛えたり、ひたすら反復練習をすることよりももっと大切な事があるんです。
それがこの柔軟性。

野球だけでなく体を動かすすべての行為において柔軟性は重要視されます。


筋力・体力・柔軟力


とまとめても良いくらい大切な要素なのです。
これは意識して下さい。



3)体をいたわる

上にも引用しましたが怪我の中で柔軟性が無いばっかりにしてしまったというのがいかに多いかです。

野球選手やバスケット選手に特に多い足首のねん挫。これなんかも柔軟性を鍛えることで防げてくるものなのです。

ちなみに私は体が硬い方で良く足首をねんざします。
一時期は「次大きなねんざをしたら歩けなくなるかもよ」とも言われたほどでした。

そんな私がこんなストレッチの大切さについて述べているのはおかしいかもしれませんが、逆にそれだけ今は後悔しているということです。
もっと柔軟性について考えて練習に取り入れていればパフォーマンスも向上していたし、怪我をすることも少なくなったのかなと思うと残念でなりません。

ですからせめてこれを見ている方には柔軟性について意識して欲しいなと思うばかりです。


怪我をすると、その時間は練習できません。
特に野球などは全身を使うスポーツですから、どこか一つを怪我するとすべての練習に影響してきてしまうので注意が必要です。

怪我をしない強い選手というは、筋肉モリモリで健康そうな人のことではなく、
柔軟性があり身のこなしが軽い、動ける人のことを言うのではないでしょうか????

>>ストレッチの方法を見る


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※合わせて他級編もご覧ください。初級・中級・上級の3つで一つ完成します。
▼初級編→アップで取り入れる、ダウンで取り入れる、可動範囲を広げる
▼上級編→股関節について・トレーニングの一環として・体幹


※要点バージョンも公開しています。↓
http://www.infotop.jp/click.php?aid=143560&iid=45665

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